伝えることは、学ぶこと

Homines dum docent discunt.(人は教える間、学んでいる)というラテン語があります。英語では、To teach is to learn.(教えることは学ぶこと)と言います。何かを教えたことがある人は、教えることでいろんなことを学ぶという体験をされたと思います。私自身、いつも来てくださる方に「私はヨガを教えているのではなく、私が学んできたことを日本のみんなに共有しているだけ」とお伝えしているので、「教える」という言葉は教師のようで少し抵抗があります。ですので、言葉をかえると「伝えることは、学ぶこと」だなぁと思います。それはまるで呼吸と一緒で、人間息を吐けば、その後同じ分だけ吸います。ヨガアソビのクラスで毎回いろんなことをお伝えすると、来てくださる方の反応や質問で学ばされることがたくさんあります。

今朝のヨガクラスでも、たくさんのことを学びました。私は逆立ち(サンスクリット名:urdhva vrksasana)をするとき、みんなのモチベーションが上がるように「代謝も上がりますよ。血行もよくなりますよ。」と言います。

そして、ある方から「なんで代謝がよくなるのですか?」と質問されたので、

「いつも普段立っていたり座っていたりすると、血というのは心臓から足のほうに行って、また心臓に戻ってきますが、逆立ちをしたときは足先にある血がスーッと心臓に戻ってくるので血行が良くなるのですよ。」

と言いました。

すると、「血行が良くなると、代謝が良くなるのですか?」と聞かれ、回答に少し困りました。そうだとは思ったのですが、具体的に説明する自信と知識がありませんでした。

家に帰ってきて早速調べました。回答はこちらのサイトを参考にしました(http://www.kekkou.com/category1/entry6.html)。

「血行が悪くなると、細胞の働きもスローダウンし、様々なトラブルを生じます。細胞から排出される老廃物を回収したり筋肉で熱を作りだしたりする“代謝力”も低下しますので、体内に不要な毒素が溜まりやすくなりますし、体温が低下してしまうこともあります。」

なるほど。つまり、①血行が良くなる=②細胞の働きを促進=③筋肉の熱を作り出すのを促進=④代謝アップ、というロジックだったのですね。①=④だということはわかってはいても、②・③を説明してあげないことには納得できませんよね。日々、本当に勉強させていただいてありがとうございます。

今日はもうひとつ特に勉強なったなぁと思ったのは、「ウパビスタコナーサナ(upavistha konasana)」をした後。

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カナダ滞在時代の師匠Louie先生がupavistha konasanaをした後に「膝の下に手を入れて曲げるのをサポートしなさい」と口酸っぱくして言っていました。私は「若いし、手でサポートなんかしなくても曲げれるやい!」と心の中で思っていたのですが、Louieの手前、いつも手でサポートする癖がついていました。今日もふと、みんなに目をやると、サポートなしに足を曲げているではありませんか!いや、当然です。私は一度も説明したことがなかったので。でも今となっては、Louieが言っていたことがよくわかります。ヨガでは長い間筋肉を伸ばすので、本来筋肉が持っている弾性作用(筋肉がちぢむ作用)が弱まっているのですね。それを手でサポートして曲げてあげるというのは、筋肉をケアする上でとても大事だと思います。こういう自分の体を細かく観察し、気配りをしてあげる、これこそヨガの教えだと思います。

自分がヨガアソビの来てくださる方に伝えることによって、師匠達が言っていたことがより深く理解できるようになってきました。やっぱりヨガアソビを立ち上げてヨカッタなぁと今日はしみじみ感じました。

 

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